シップ(湿布)の使い方に、お気を付け下さい( ̄▽ ̄)
捻挫や打撲、肩コリや腰痛など、痛いところにシップを貼ることがよくあると思います。
とりあえず、シップを貼っておけば痛みが軽くなって、早く治る気がしますよね?
しかし、シップを貼る事で治りが遅くなってしまうことがあるんです。
そこで、今回はシップ(湿布)について、簡単に書いてみたいと思います。
シップの効果
シップには、「冷シップ」や「温シップ」、冷たくも温かくもない「テープ型のシップ」など、様々な種類があります。
様々な種類があることで、シップには色々な効果がありそうですよね?
しかし、基本的にはどの種類のシップも、炎症を抑え患部の痛みを和らげる『痛み止め』の効果しかありません。
シップ効果の勘違い
打撲や捻挫などの怪我をしたときに、シップを貼ることで痛みが和らぎ何日かすると治っている、という経験をしたことはありませんか?
多分、皆さん一度は経験したことがあると思います。
そうすると、シップを貼ったことで打撲や捻挫が治った気がしますよね?
私も、シップに怪我を治す薬が塗ってあって、それが効いて怪我が治り、痛くなくなったと思っていました。
しかし、これは勘違いなんです!
シップには治すという効果はほとんどありません。
シップは、あくまで『痛み止め』なんです。
怪我を治しているのは、自分自身の回復能力です。
『シップが治してくれている』と勘違いしてしまうと、シップの使い方を間違ってしまい、怪我の治りを遅くしてしまう恐れがあります。
あくまでシップは、『痛み止め』だという事を忘れないようにしましょう。
『痛み止め』のメカニズム
では、シップはどうやって痛みを抑えているのか…、簡単に説明します。
シップを患部に貼ると、消炎剤などの成分が浸透していきます。
そして、その成分は血管を収縮させ炎症を和らげ、痛みを抑えます。
この血管を収縮させて痛みを抑えるというメカニズムが、シップを貼る事で怪我の治りを遅くする原因となります。
怪我が治るときのメカニズム
怪我が治るために、血流(血液)が大切な役割をしています。
怪我をするとその部位の細胞が壊されてしまいます。
すると体は、怪我の部位の壊された細胞を血流によって運び出し、修復するために必要なものを血流によって運んで来て、治っていきます。
そのため、シップを貼る事で血管が収縮されてしまうと血流が悪くなり、それに伴って怪我の治りが遅くなってしまいます。
まとめ
シップは、基本的に血管を収縮して痛みを和らげています。
血管が収縮することで、怪我を修復するために重要な血流が悪くなり、治りが遅くなってしまいます。
そのため、痛みがあまりない時など、必要でない時には極力貼らないようにしましょう。
ただ、シップを貼らない方が良いと言っているわけではありません。
炎症を起こしている時や、痛い時には貼って良いと思います。
シップのリスクをしっかりと把握し上手に使うことで、痛みを軽減しながらしっかりと怪我を治していくことが出来ます。
シップの『使い方』が大切だという事です。
最後にもう一度、シップはあくまで『痛み止め』です(^^)
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