症例9 耳鳴りと聴力低下(突発性難聴)
症状

来院の一週間ぐらい前に、突然、右耳に耳鳴りと聴力低下が起こる。
人の話し声は聞こえず、耳鳴りが常にある状態です。
人とコミュニケーションをとるのが難しいため、仕事に影響が出ている状況でストレスをすごく感じていました。
病院では「突発性難聴」と診断され、薬を投与され飲んでいるが症状に変化が出ない。
何か積極的に治療ができないかと、当院に来院されました。
来院
2023年 4月
患者
40代 女性
通院ペース
週1回
通院回数
11回
施術と経過
問診で、仕事に影響が出ているのがとてもストレスだということが分かりましたが、睡眠や便などの自律神経系には影響が出ていないようでした。
触診で、顎(アゴ)、首、肩周りの緊張が強く、首肩の張りが気になるということでした。
初回は、顎、首回り緊張と張りを調整するために背中のツボと手のツボを使い施術を行いました。
施術後、顎、首、肩の緊張が緩和され、軽くなった感じがするとのことでした。
その後、3日ぐらいしてから人の話し声が何となく感じれるようになったということでした。
2回目以降の施術も、基本的な治療方針は変更せずに行っていきました。
週1回の施術ということで回復がどうなるか心配でしたが、施術のたびに少しずつ変化がが起こり、8回目の施術後に耳鳴りがなくなり、10回目の施術後には症状が出る前の状態にほぼ戻りました。
現在は、また症状が出ないように、月1回の体のメンテナンス(顎、首、肩周りの調整)で来院されています。
使用したツボ
背中のツボ、養老、六渓、内谷など
まとめ
なるべく早く治療を進めていくことが大切な突発性難聴の施術なのですが、患者さんの状況から週1回しか施術ができないということで、回復ができるのか心配でした。
今回は、発症してから施術を開始するまでの期間が短かったことと、顎、首、肩周りの調整がとても有効だったため、順調に回復できました。
また、顎、首、肩周りに直接鍼を打つのではなく、手や背中、足などの遠位から効果を出すことを狙ったことにより、効果が持続したことが良かったのだと考えられる症例でした。