耳の不調 症例12

症例12 突然の耳のつまりからの耳鳴りと聴力低下

症状

1ヵ月前、突然、左耳がつまった感じになった。

翌朝、つまり感は消えていたが、左耳で電話をすると声が割れて機械的な音のように聞こえるようになり、低い音の耳鳴りがするようにった。

病院で検査を行うと、左耳の聴力が下がっていた。
薬を処方され、1週間程度ようすをみてみたが、聴力の改善がみられない。

その後、入院を勧められ、点滴、高気圧酸素療法などを行ってみたが、変化がなかった。

他に治療法はないか検索しているときに当院を見つけ、来院されました。

来院

 2019年 6月

患者

30代 女性

通院ペース

週2回➡月1回

通院回数

12回

施術と経過

問診では、特に過度なストレス要因などはなく、睡眠も便も問題がなかった。
触診では、首、肩の筋肉の緊張が、かなり強くなっていた。

初診では、この首肩の緊張をとるために、背中のツボ、脚のツボを使いました。

施術して直後は、首肩の筋肉が緩みましたが、聴力には変化を感じませんでした。
また、翌日には耳鳴りが少し強くなりましたが、翌々日には耳鳴りが施術前よりも弱くなりました。

その後は、施術を重ねるごとに症状が良くなっていき、5回目の施術の時には常になる耳鳴りはなくなり、朝起きて直ぐの静かなときに感じる程度になりました。

7回目の施術の後、病院で検査を受けると日常生活に支障がない程度まで聴力が回復していて、病院では「治りましたね。」と言われたそうです。

ただ、ご本人としては、たまに耳鳴りを感じるしもう少し聞こえるようになりたいということで、当院での治療は続けることにしました。

12回目の施術後には、耳鳴りもなくなり、聴力も前に戻った感じがするということで、治療を終えることになりました。

その後は、首肩の緊張が出るので、月1回のペースでメンテナンスに来られています。

使用したツボ

背中のツボ、飛揚、築賓など

まとめ

首肩の筋肉にとても強い緊張があり、それが聴力に影響与えていたと考えられます。
病院に入院しても変化がなかったが、違うアプローチ方法を使ったことで聴力が改善した症例でした。