症例16 順調に回復した突発性難聴
症状

約1週間前、朝起きたら左耳に「キーン」という耳鳴りがなっていて、聞こえも悪くなっていた。
病院に直ぐに行き診察を受け「突発性難聴」という診断を受ける。
ステロイド系の薬を投与され様子を見ようということになる。
突発性難聴に鍼が効くということを知っていたので、良さそうな鍼灸院を探していところ当院を見つけ来院されました。
来院
2019年 4月
患者
30代 男性
通院ペース
週2~3回
通院回数
5回
施術と経過
仕事でパソコンを長時間使っているため、首、肩周りの緊張が強くみられた。
背中、脚、腕のツボなどに鍼をすることで、首、肩周りの緊張を緩めた。
2診目の後、聴力がかなり回復。
ただし、少しつまりを感じるようになる。
3診目の触診で、顎(アゴ)周りの緊張が気になったため、手のツボで調整を行った。
4診目のときには、つまり感などの症状も改善。
病院での聴力検査でも、聴力が戻っていると診断されました。
間を空けて5診目を行いましたが、とくに再発もなかったため治療を終了しました。
その後は、肩周りなどに違和感やコリ感を感じられたときに、予防で施術に来られています。
使用したツボ
背中のツボ、六谿、養老、築賓、承山など
まとめ
症状が出てから直ぐに来院されたことが、すみやかで良い結果につながったと考えられます。
突発性難聴の治療は時間との戦いでもあるため、不調の徴候がみられたときにはできるだけ早く相談してほしいということを改めて感じた症例でした。